民主党 衆議院議員 小川淳也
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トップ活動報告2003年総選挙の活動報告>レポート12

小豆島、直島、豊島へ (9月24日〜10月1日)

■自民党総裁選挙、そして小泉内閣に思う

自民党総裁選挙が終わった。大方の予想どおり小泉氏の圧勝。これまで見てきた抵抗勢力との争いは、いったいどこへ? 小泉さんの言うとおり抵抗勢力は協力勢力? 安部幹事長の起用も確かに世間を驚かせた。サプライズ人事はお得いのようだ。 確かに小泉氏、人事と政局観、つまり”権力闘争”には極めて長けておられるようだ。しかし本当に彼は”国民の幸福” への道しるべなのか? お皿の盛りの工夫で、目先の人事のやりくり程度で、本質を変えようはずもない自民党政権の体質。 こんな目くらましで、国民の目は欺けるのか? 実際に欺かれるのか? なめてはいないか? なめられてはいないか? 軽く見られてはいないか? 本当にその程度なのか?

■島へ、島へ、そして島

小豆島訪問小豆島へは3度目の訪問となりました。これまでの政党の枠組みにとらわれず、草の根の 勢いで、少しでも共感の輪を広げられるよう、お知り合いから、お知り合いへ、そして、そのまたお知り合いへ、 少しずつ、少しずつ、思いを伝え続けている。夜は座談会。お集まりになられた主婦の皆様と、 教育の問題、年金の問題、これまでの政治への不満、市民としての私たち自身の自覚・・・ いろんな、いろんな話題に時が経つのも(そして食事をとることすら)忘れてしまう。 合併問題についても議論。大きくして効率経営を図らなければならない部分と、身近な ことは、本当に身近で決められる仕組みの両立。大きくすべきは大きく、小さくすべきは小さく。 その両立が今必要と思う。(写真 土庄港からの通勤風景)

■豊島、忘れられない豊島

豊島産廃かきだし 豊島産廃運搬用トラック 忘れられない経験、忘れられない人情、豊島。胸がいっぱいで語れない。日本が経済成長にまっしぐらだった 時代の大きな大きな矛盾を、この小さな小さな島が抱えようとした。 社会の矛盾は、弱い方へ、弱い方へ、しわ寄せとなって吐き出される。それをコントロールする のも本来政治の役目。日本が狂気に狂った一時代の排泄を、はるかに許容量を超えて受け止めよう よした島、豊島。産廃問題と、官僚無責任行政と、そして、それでもそれにすがって生きようとした 離島のひとつの現実。20世紀の矛盾の全てがこの問題に凝縮されている。 私たちは一体、これから何年かかって、この問題を消化して行くのか。20年かかって積み上がった産廃を 10年かかって処理しただけでは、治癒し得ない根の深い問題。それにしても砂川住民会議議長 さまはじめ、豊島の皆様、そしてそれを応援した皆様の情熱と根気、エネルギーには脱帽、尊敬、そして 若い世代のひとりとして深い、深い感謝の念を禁じえない。(写真 産廃の掻き出し、と、運搬用トラック)

■ほっと一息、直島での1日

直島訪問 お揃いの青いジャンパーでかつて沖縄で勤務したとき、島の魅力には精一杯とりつかれてきた。小さな離島の風景とゆっくり流れる時間、、 直島にはそんな素朴な魅力が大切にされている。多くの方々にお目にかかった。 道で合うご主人は特に政治にお詳しかったり、都会で暮らしておられるようなご婦人や若い主婦の方 1つ1つが驚きの連続。でも一様に客人を人情味たっぷりに迎えていただける あたたかさ。都会では早くに失われつつある人間同士の呼吸が、つながりが、 めんめんと大切にされている。豊島も、直島も、小豆島も。瀬戸内の島々の現実と 夢、これをどこまで自らのものとして、これからの活動の中で苦悶して行けるか。
(写真 直島に乗り込んだ若き7人の侍?)

■印象に残ったことば

どうしてもあの言葉、忘れられない。テレビでの放映。日系アメリカ人、12歳の少年が医学生 として大学院に進学した。博士号を取得しても若干20歳とか。このアメリカらしい 自由さと選択の多様さがまたいい。 しかし、忘れられないのはその少年の言葉。「才能には責任がともなう」・・・12歳の少年の口から出たことば? アメリカもいろいろ言われるが、12歳の少年にこのことばを 吐かせるのなら、今の繁栄もやむを得ないか、そう思わされる。日本の大人社会、それぞれの人が、それ ぞれの人分の責任を負って、今日の分、明日の分、あさっての分、 将来の分、未来の分、それぞれの分・・・

■番外写真館

豊島の静かな港の風景・・・
豊島の港風景

〜2003年総選挙の活動報告です〜
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