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〜 トピックス 2005年 〜
■ 巨大与党との対峙
自公3分の2、数字では知っていたこの事実、実際に議場内で見ると皮膚感覚で圧倒されます。議場のほとんどを与党議員が埋め尽くしている、そんな感じすらあります。小泉総理の答弁も余裕綽々、この巨大与党と対峙していくには、やはり、議論の中身、それも政局争いのためでなく、何が日本にとって、国民生活にとって必要か、ただただその一点に絞った論争が必要です。正に量より質の勝負です。
■ 郵政法案
最初の一ヶ月の見せ場はやはり郵政法案を巡る攻防の最終章でした。ご存知のとおり圧倒的多数で可決成立。しかしその間小ドラマとして民主党の対案提出。遅きに失した感は否めませんが、政府案に比べ官民の担うべき仕事を線引きした点、国の借金の受け皿となることに歯止めをかけた点、その二点は少なくとも政府案に勝ります。
議場の最前列に座る私から見ると、採決のとき、反対の青票を再び誇らしげに握る綿貫さん、亀井さん、そして賛成の白票を見えにくいほど手のひらに握りしめる野田聖子さん、堀内光夫さん、対照的な行動が印象的でした。
■ 議員特権
議員歳費130万円、文書交通費100万円、党交付金(約80万円)、鉄道バス乗車券、航空券月3往復分、議員宿舎、議員事務所、3人の公設秘書、これらの議員特権、知識としては知っていても実際に供与されるとその手厚さを実感します。歳費の多くは実際には事務所経費に充てられますが、やはりこの特権を前に、「えらくなった」気がするか、「しっかり働けよ」と言われているように感じるか、そこが大きな分かれ目のような気がします。
これからが本番、どうか厳しい目、そして長い目で見守ってください。
ありがとうございました。 ▲このページのTOPへ
■ 初登院!
いよいよ国会に初登院です。立派な立派な国会の建物。この風貌に見合う中身(議論)を是非日本の国会で実現しなければなりません。多くの皆さまの思いを預かる代理人としてここへ来ている、その原点を忘れたくありません。
■ 議場の中
3分の2を超える与党、大量の自民党、その圧倒的な数の多さを肌身に感じる初めての議場内でした。しかし、今こそこの大量与党にむしろ国会が不安を感じはじめている今こそ、民主党への期待はむしろ大きい、そう思います。
■ 意気込み
まずは人として信頼されること、うそをつかない、言ったことはやる、できないことは言わない。そして民主党を何のために結党した政党なのか、その原点に立ち返らせて出直す、そして日本の構造変化に対応した社会保障制度改革の議論をリードする。
衆議院では予算委員会と、憲法調査会に所属することになりました。これからしっかり頑張ります。どうか厳しい目、そして長い目で見守ってください。
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■ 衆議院解散!!
いよいよ解散総選挙となりました。多くの人がまさか、と思い続けた解散総選挙です。本質的には国民不在、政治家主体の今回の解散、迷惑なのは国民の方です。しかし、とにかく時が来た以上、私自身は今一度初心に返り、この2年の取り組みを信じ、渾身の力を込め、政権交代を目指して闘います。
〜 解散総選挙に臨む 〜
■ 選挙の争点
以前にも申し上げました。今回の選挙の争点が郵政法案の当否自体ならこんな不幸なことはありません。私自身は「小泉自民党政権」という矛盾に満ちた存在、それが4年あまり経過して、あらわになった限界、それこそが国民の審判の対象となる、そう考えています。そしてこの国には年金を始めとした社会保障問題、中国や韓国との外交関係など、切実な課題がたくさんあります。
■ 王道を行く
今回の総選挙、私たちは決して旧自民党の内部抗争に惑わされることなく、時代の移り変わりとともに必要となったこの国のモデルチェンジのため、優先順位を間違えることなく、明快な選択肢を提示します。
@ 毎年保険料を上げ続ける今の年金制度でなく、薄く広く負担を分かち合う(消費税を財源にした)新しい年金制度を。
A サラリーマン増税による財政再建でなく、談合や天下りなどの無駄遣いに徹底的に切り込んだ財政再建を。
B アメリカに追従してイラクに自衛隊を出す外交から、アジアの声によく耳を傾け、近隣諸国や国際機関とのバランスの良い外交を。
加えて、少子化対策、農林漁業の再生、地方分権、香川の水問題、そして政治とカネ・・・この先50年を見据えた、日本の問題のモデルチェンジのために、まさに王道の主張を展開します。
■ 決断
ここまで筋を通した小泉さん、ある意味あっぱれです。筋を通した反対派も。しかし、問題は日本国民として、この先の日本の未来を、どの力に託すのか、その一点に尽きます。贅沢な選択肢はありません。くたびれた小泉政権か、息を吹き返した自民党守旧派か、それとも未知数の若い民主党政権か、国民の決断が問われます。
小川淳也の活動に対する様々なご支援、この2年間本当にありがとうございました。
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■ アメリカという国
初めてのアメリカでした。とにかく広い。そして人種も言語も多様。世界のリーダーとしての自覚も強い。作家の司馬遼太郎氏はかつてアメリカを史上初の「人工国家」と評しました。歴史や民族という裏づけを欠くからこそ、自由と民主主義という無形の価値を標榜し、そこら中に星条旗を掲げ、世界のスーパーパワーとして君臨し続けなければならない、そんな必死の求心力を感じます。
■ ワシントンという街
東海岸、ポトマック川沿いに位置する首都ワシントンは人口約70万人。ホワイトハウスや国会議事堂を中心に政府機関が集中しています。逆にそれ以外はほとんど何もない。ホワイトハウス周辺の公園にはリンカーン記念館やワシントン記念塔、スミソニアン博物館などが悠々とそびえます。完全な政治都市ワシントン。
高速道路は無料、片道5車線!
ホワイトハウス(テロ事件以降見学が中止されている)
ホワイトハウス前にも悠々とした公園が
ポトマック川は吉野川より広い!?
ジョージ・ワシントン記念塔
リンカーン記念館
国会議事堂(上下院合せて500名余りの議員。日本は700名あまり)
ワシントン朝の出勤風景1
ワシントン朝の出勤風景2
■アメリカと戦争
ホワイトハウスの南には国防総省(ペンタゴン)、そしてアーリントン国立墓地が広がります。ベトナム戦争や朝鮮戦争の慰霊碑、広大なアーリントン墓地の墓標(26万個とも言われる・・・)。最も敬意を表される身元も分からない兵士の墓。ここを歩いていると感じます。いかにアメリカという国が戦争で亡くなった戦士に対し高い敬意を払っているか。そしてそれは同時に静かな決意に感じられるのです。「戦争は避けられない。そして私たちは戦争を隠避しない」と。静かにそんな決意を語っているように見えるのです。アメリカの年間の軍事予算は50兆円(日本の10倍)・・・戦争によって創られ、戦争を経て維持されてきたアメリカの一面の真理です。
アーリントン国立墓地
ケネディ大統領の墓
身元も分からない無名戦士の墓
ペンタゴン
ライト兄弟の飛行機
スミソニアン博物館に展示された米ソの核ミサイル
■CSIS(国際戦略研究センター)
今回の研修先は外交問題や国際戦略に特化したCSIS。事務局長は元国防次官。期間中イギリスの外相がCSIS内で外交演説を行うなど、アメリカでも国際問題に関して3本の指に入るといわれるシンクタンクです。実はこうしたシンクタンクはアメリカの政権交代の仕組みを背景に存在しています。政権が変わるとシンクタンクの人材も政府の担当官となり、再度政権が変わるとまたシンクタンクで研究を重ねる。こうした人材養成の仕組みがアメリカ政府人材の層の厚みにつながっています。
CSISの表門(ホワイトハウスから徒歩5分)
歓迎昼食会
研修中の小川
研修中の仲間と
ホテルでも予習
センターでも予習、予習の日々・・・
イギリス外相がCSISで外交演説
研究センターの日本部長(元日本在住の外交官)のご自宅で夕食会
部屋に飾られたお嬢様の写真
■リーダーシップとは!?
今回の研修の趣旨はズバリ、リーダーシップについて識見を高めることにありました。朝から晩までリーダーとは、倫理観とは、そんな議論が続きます。参加者は藤末参議院議員のほか、米国海上保安庁職員、全米政治学会職員、在米大使館員など全部で7名。もちろん一義的な解のある話題ではありません。しかし、一連の研修テーマの中で最も印象に残ったのは、キューバ危機におけるケネディ大統領の決断でした。軍や外交官など専門家の意見を十分に聞きつつ最後は自らの常識的判断を信じ貫いたケネディ、そして彼の決断を支えた弟。危機回避後、ソ連のフルシチョフに敬意を込め、アメリカの勝利を強調するいかなる政府高官の取材も禁止したケネディ。いずれも心に残るやりとりでした。研修の最後、その趣旨を四苦八苦しながら述べた私に対し、「良かった」「感動した」とアメリカの皆さんが何と拍手してくれるではないですか。。。やっぱり同じ人間です。。。
■<番外>
帰りは乗り継ぎがてらサンフランシスコに立ち寄りました。政治都市ワシントンとは打って変わって、ここは完全に観光・経済都市。抜けるような青空とまぶしい港の風景が目に焼きつきます。その中の日本人街はアメリカの多様性の象徴であると同時に、やはり同胞の苦労をしのばずにはいられません。しっかり大リーグの試合も観戦しました。そしてなんとサンフランシスコの名物ゴールデンゲートブリッジは、我らが香川の瀬戸大橋と姉妹橋提携をしているではないですか!!最後の良いお土産でした。
真っ青な空の下に広がるサンフランシスコの街
海辺のにぎわい
日本人街には日本語表記が
日本食!!
日本人街のにぎわい
サンフランシスコジャイアンツの試合
満員御礼!
ゴールデンゲートブリッジ
我らが瀬戸大橋の姉妹提携記念板!
本当に貴重な研修機会をいただきありがとうございました。稲盛財団始め関係の皆様、留守中いろいろな形で助けていただいた皆様に心から感謝申し上げます。
アメリカから見ると、やはり私には日本が、かつては対ソ、今は対中・対北朝鮮の防波堤に見えました。私たちはその前提を見間違うことなく、アメリカとの関係を再構築し、世界と向き合っていかなければならない、そう感じた10日間でした。本当にありがとうございました。
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みなさま新年あけましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
おかげさまで私自身、親類や旧友との集まり、お墓参り、家族の時間などお正月らしい時間を過ごすことができました。
それにしても災害続きだった昨年一年間、新潟でもそしてインド洋でも本格的な復旧は今年の大きな課題になりそうです。
あらためて政治の責任と同時に限界について考えさせられました。
この時期は昨年、そして一昨年からお世話になっている皆様に感謝の気持ちを込め、十分時間をかけて丁寧にご挨拶に伺わせていただきたいと思っております。これまでの出会いを十分に整理し、その上で今年の新たな出会いに備えたい、そんな気持ちです。 どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
来月5日には「新春のつどい」を企画しております。どうぞお誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。お目にかかれますのを楽しみにしております。 本年が皆様にとりまして良い年になりますよう心よりお祈り申し上げます。 ▲このページのTOPへ
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「早ければ今年・・・遅くとも来年」(鳩山由紀夫民主党元代表)
福岡で開催された学生の皆さんとの集会で、ひとりの方がズバリ問われました。「政権交代、政権交代と民主党は言うが、一体いつ実現するんですか!?」さて、さて、鳩山さん、温厚で融和的なところが持ち味だけに、どれだけはっきり答えられるのだろう・・・そう思いながら耳を澄ましていると、はっきりおっしゃるのです。「早ければ今年、遅くとも来年」。決して絵空事でなく、しっかりと政治日程を踏まえた上での発言と分かるだけに、力のある言葉でした。だからこそ、私たちにはいろいろな意味で風圧に耐え、プレッシャーに耐えるだけの強靭さが求められています。
- 「リッチな苦しみ」(定年後の起業家さん)
日本の会社を定年後、中国で起業された方がある番組で特集されていました。その方がおっしゃるのです。「いろいろ大変だけど、やりがい(生きがい)がある。まあリッチな苦しみですわぁ」。なんとなく見ていた僕にビビッとくる言葉でした。会社をつくる、時代をつくる、社会を変えていく、その営みの中にこのリッチな苦しみを経験している多くの同士たちがいるはずです。
- 「あんたは向かん・・・だから(国会へ)行って欲しい」
あるお知り合いの方のライブにお邪魔したときでした。ずばりおっしゃるではありませんか。「淳坊は国会に向かん。だから、行って欲しい。。。」とっさに私は「最高のほめ言葉、ありがとうございます」と。もともと今の政治のイメージを塗り替える心意気で始めたこと、今の政界に向いていてもダメ、もちろんそれに塗りつぶされてもダメ。少ししんどい、そして最高のほめ言葉をいただいと思いました。
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