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〜 トピックス 2004年 〜
8月31日、民主党代表選挙が告示され、岡田克也さんの他に立候補者はなく引き続き代表として責任を果たすことが決定しました。 9月13日の臨時 党大会で承認され、2年間の任期が始まることになります。
■ 岡田民主党の使命
岡田民主党に課せられた使命はただひとつ、次期総選挙での「政権交代の実現」その1点に尽きることにな ります。あらゆる政策課題、党運営、政局、人材、資金、情報、持ちうる限りの 全資源をその1点に向け集中しなければなりません。それ以外に課せられる使命 はなく、全てがその一点に向けて集約されていくことになります。
■ 岡田さんの掲げる党(政治)改革、そして政策課題
岡田さんは、主に
(1)党(政治)改革として
@今年度中に全ての選挙区で候補者を擁立
A女性議員の割合を3割に
B国会議員の世襲抑制
(2)政策課題(公約)日本復活ビジョンとして
@選挙権の18歳までの引き下げ
A年金制度の抜本見直し
B18歳までの子育て手当ての実現(月額4万円)
C農業と地域経済の復活再生(食料自給率50%へ(現在40%))
D公共事業の削減等による財政再建
E環境税の創設をはじめとした経済と環境の両立
F国連に軸足を置いたバランスのとれた国際関係、国際貢献の実現
を掲げています。もちろんさらに様々な角度からの問題意識は必要としても、当面取り組むべき 中期課題(10年)として、いずれも重要かつ支持すべき内容だと考えています。
■ 代表選出プロセス
(1)小沢グループの安全保障政策に関する牽制
岡田克也さんの訪米時の発言(憲法を改正して武力行使)に関連して 小沢一郎さんからの牽制がさかんに報道されました。民主党はバラバラとの 批判もありました。しかしです。確かにこれから すり合わせが必要な課題がたくさんあるとしても、 党代表選挙という大きな節目に際して、様々な議論や牽制が出ない方がおかしい。 むしろ、当然あり得べき自然なプロセスであり、私自身はその意味で全く 悲観はしていません。むしろ党内の健全な緊張関係を再機能させていくために必要だった と捉えています。
(2)岡田代表の「できれば無投票再選を」のコメント
私は、参院選の結果を踏まえれば 今回の代表選挙に対立候補が立つ確率は1%もないと観察していました。 しかし、無投票再選を自ら望む旨、自らがコメントすることについては議論が残されています。 意見を闘わせ、最終的に選挙で選出する民主的プロセスからすれば、 立候補者は「正々堂々と実績を掲げ、意見を闘わせ、代表選挙に臨むのみ」 と発言を寸止めすべきではなかったでしょうか。代表交代時のどさくさ、参院選から間もない、 そうした特殊事情を踏まえれば、あまり原理原則を言うのは気の毒ではありますが、 やはりそこは日本の次期リーダーとして、抜きん出たスケールと風格が 求められます。
■ 参院選後、ニコリ、ともしなかった岡田代表
参院選で最大議席を獲得しながら、ニコリともしなかった岡田代表の 姿勢が報じられています。民主党内に漂う、ある種の緊張感や責任感といった 重苦しい空気を代弁しています。とにかく次期総選挙で政権交代を実現 すること以外に使命はない。そして同時に、まさに現実化しつつある「政権交代の可能性」、この 偉大な求心力の元に今の民主党はあります。意見の食い違い で党分裂がささやかれることもありますが・・・しかし、大丈夫 です。大丈夫です。絶対に。私たちは未来に向けて恐るべき強い求心力の元にあります。必ず一丸となって 古廃の権力に変わる、もう一つの受け皿となって参ります。 ▲このページのTOPへ
長いようで短かった参院選が終わりました。暑い日、どしゃ降りの日、 いろいろな日がありました。お陰様で植松恵美子候補 と一緒に、香川県中を走り回った選挙となりました。ご支援、ご声援 いただいた皆様、本当にありがとうございました。
■ 香川選挙区の結果
選挙結果については以下のとおりです。
うえまつ恵美子(民) 197,370 票
山内としお (自) 204,392 票
近石みちこ (共) 36,534 票
投票に行かれなかった方約 370,000 人
惜敗率96%、その差わずかに7000票、"保守王国”と言われた香川
の選挙結果として多くの皆様を驚かせるものとなりました。
しかし、県下に60000とも言われる公明組織票の力、全国的にももちろん
のこと、ここ香川でも”最後の組織票”による”最後の薄皮”を打ち破る
難しさを痛感した選挙となりました。
■ 民主の躍進
昨年の総選挙で初めて民主党は比較第一党(比例第一位民2200万vs自2050万)
となりました。今回は同2113万vs1679万と第一党、選挙区得票でも2190vs1960
、そしてついに議席数50vs49と改選第一党となりました。
自民党の公明頼みはさらに深化して、”自公党”となり、それがかえって
自民党の終焉課程をさらに進めることと思います。一体公明党はどこまで本気で自民党
と心中するつもりなのか・・・。
しかし、残念なのは野党の協力体制。与党が完全に選挙協力をしているのに対し、野党はバラバラ。
民主・社民・共産の野党共闘が実現すれば、沖縄での鮮やかな勝利のごとく、大差がつくにも
かかわらずです。公明に頭を抑えられ、社民・共産に足をひっぱられる・・・しんどい中で民主
の政権交代への取り組みが続きます。
■ 香川一区の選挙結果
今回の参院選、香川全県で大きく健闘し、結果として全国一の激戦区となりました。
しかし、よく見ると、特に都市部を中心とした植松候補の勝利と、農村部を中心とした敗退が
くっきりと出ています。
香川一区で活動する立場として、特に香川一区での戦果に対し、ご支援いただいた皆様に心からお礼を申し上げなければなりません。
<香川一区での結果>
うえまつ恵美子(民) 76,636 票
山内としお (自) 65,795 票
近石みちこ (共) 12,764 票
特に高松での勝利(12000票差)、昨年苦戦した小豆島での追い上げ(1400票差で惜敗)、
直島町での勝利(当選現職の1.5倍の得票)は、大きな大きな成果となりました。
本当にありがとうございました。
いずれにしても今後、民主党として中身なく弱り始めた小泉政権にいち早くお引取りいただくため、早期の解散総選挙を意識しながらの政局運営になっていくことと思います。体当たりです。
そして、もちろんここ香川一区でも一大決戦の日が1日1日近づきます。休んでいる暇はありません。
皆様、ご支援、ご声援本当にありがとうございました。今回の闘い、必ず次へつなげて参る
決意です。ありがとうございました。
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いよいよ参議院選挙の投票日まで1ヶ月を切りました!
日々の暮らしに最も身近な地方選挙、政権交代のかかった衆議院選挙に比べると、少し落ち着いた観のある参議院選挙。果たして国民の判断は・・・
■政変を呼ぶ参議員選挙
よく言えば落ち着いた、悪く言えば関心の薄くなりがちな参院選。
しかし、何を隠そう「政変を呼ぶ参院選」とは、ある政治専門家の言葉。
98年参院選で大敗した橋本内閣が即退陣に追い込まれたのを記憶
しておられる方も多いはず。与党の締め付けに緩み、
有権者の投票心理に遊び、両者あいまってときに大きな政変を呼ぶ、
それが参院選。
■小泉政権への信任投票
直ちに政権選択を問う総選挙と異なり、参院選は現政権への信任投票としての性格が
強くなります。国民の7割が反対した年金法案に強行採決でもって望んだ小泉
政権。小泉さんに有権者は再び大きなエールを送るのか、それともきついお灸をすえるのか。
■岡田新民主党
船出したばかりの新生岡田民主党。支持率(というより期待値)は跳ね上がるところまでは
いかない模様。しかし岡田さんのカタブツと言われるほどの実直さ、まじめさは、
いいかげんで誠意を欠いた小泉さんとの対比は十分。若さとソフトなイメージ
もかつてないほどに女性の民主党に対する好感度を高めているようです。
■植松予定候補
とにかくそばで植松予定候補を見ていて、本人の根性、突進力にはすざまじいものが
あります。そして建設業界で育ち、自らも零細事業を営む、旧来であれば自民党そのものの土壌
から出た植松候補。凡そ非自民系候補には考えられない支持基盤が県内にも広がっています。
小さく見れば植松候補の強さ、大きく目で見れば正に時代の変わり目。建設業界出身者も、そして
もちろん官僚出身者
も、今、この香川から、日本にもう一つの選択枝を築こうと必死です。
■ 投票に行こう!! 投票に行こう!!
関心の薄くなりがちな参院選。投票率も下がり気味の参院選。そしてその関心加減が
ときに政変を呼ぶ参院選。しかし、やはり、投票に行こう!! と叫ばずにはいられ
ない。何度でも繰り返したい。税金だけ黙って奪られて、あとは何の意思表示もしない
無言の市民ほど、権力者から見て都合の良い存在はない。なめられてはいけない。甘く見損なわれ
てはいけない。投票に行こう! 投票所で意思のあるところを示してやろう! そうしなけれ
ば、一部を利し、多くに犠牲を強いるだけ。
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年金制度の本質論について、少なくともここではきちんと議論させてください。
■そもそも、なぜ年金制度の信頼が揺らいでいるのか
この国の最大のリスクは人口減少と人口構成の変化です。
年金については原資を負担する若い世代が減少し、給付を受ける高齢世代が増加している ことで収支バランスが崩れている、それが年金制度の最大のリスクです。要するに「 金が足りない」のです。
■ではどうすれば良いのか
ことはお金の問題ですから、答えは簡単です。
収入を増やす(保険料を上げる)か、支出 を減らす(給付を下げる)のいずれかしかありません。
概ね今の政府案はそれを10年以上かけて 行おうとしています。
■では政府案でよいのか?
問題はそこです。まず給付の引き下げについてですが、これは老後の生活保障であると同時に、 将来に渡る年金制度への信頼もかかっていることから、極端な引き下げは難しいのが現実です。
一方、保険料負担は現在労使折半となっていますが、既に勤労者・会社双方に大きな負担が かかっており、これ以上の負担増は、会社に社員の採用を見送らせ、パートやアルバイト へのシフトを加速します。
これは雇用不安につながると同時に、最大の問題 は保険料率を上げれば加入者(社員)が減少し、さらに保険料率を上げなければならない、という 悪循環に陥ることです。既に限界なのです。
■さらに国民年金の問題
国民年金については、今未納率が4割に達しており、制度的には既に破綻しています。
国民年金は所得に関係なく一定額(13000円程度)を納めるもの ですが、低所得者には大変な負担です。また医師や弁護士など自営の高額所得者にとっては 給付が月額6万円程度と魅力のない制度になっており、自ら貯蓄や運用に励んだ方が良さそうです。 低所得者にも高所得者にも見放されている・・・これが国民年金の現実です。
■私たちのビジョン(民主党案)
人口が減る → 金が足りない → でも支出は減らせない → 収入を増やすしかない → しかしその上げ方が問題。 つまるところこういうことになります。
私たちは年金収支を構造変革を通じて回復すべきと考えています。
最も重要なことは、今後必要とされる負担増を現役世代に 押し付けても、さらに未納・未加入を加速させるだけで、 本質的な解決にならない、という判断です。負担は既に限界に達しています。
従って全世代で薄く広く負担する、すなわち消費税を原資とした 安定的な年金制度を再設計する必要がどうしてもあります。
今既に基礎年金の半分は税金で賄おうと議論されています(現行1/3)。
ならば万一未納の あなたにも、少なくとも半分は年金を受け取る権利があっておかしくない、 いっそこれを全部にすればいいじゃないか、簡単に言えばそういうことでもあります。
■もうひとつの問題、一元化
今、年金制度は、会社員の厚生年金、公務員の共済年金、自営業者の国民年金の大きく3つ に分立しています。
これは旧来の終身雇用制度が暗黙の前提になった制度です。
今雇用は流動化し、一生同じ企業はおろか、同じ業界に属することすら、前提とは し難い今日、手続き的にも簡素で、加入期間も通産される一元化された年金制度が必要です。
■なぜ小泉内閣からはこうした本質的な改革案が出てこないのか
答えはひとつです。小泉内閣は自ら真剣にこのことを悩み抜かず、 縦割りの官僚に任せているだけだからです。 だから時代に合わなくなっても、今の制度を 大事に守り抜き、数字のつじつまを合わせる作品しか出て来得ないのです。
なぜなら万一制度自体を見直すことになれば、社会保険庁を始めと した官僚組織の見直しは避けられず、官僚にとってはそこは聖域なのです。
つじつま合わせの官僚案を50年先を見越した”抜本改革”といい、 その法案を成立させたら、今度は数年かけてまた「抜本改革」を議論しようという・・・一体私たち 国民はこれをどう理解すればよいのか、情けない気がしてなりません。 ▲このページのTOPへ
日本は桜の季節を迎えました。日本の桜は本当にきれいです。
淡い控えめな薄ピンク、満面に咲き誇る圧倒的な花数、そして短命なだけによけいに
可憐で、美しい。
そして世界。この春世界では大きな選挙が立て続けに行われました。散っていった古い政権、維持された
若々しい力、そしてつぼみを膨らませた新しい政権・・・。
■ 五輪を前に11年ぶりの政権交代! ギリシャ総選挙
ギリシャでは3月7日の総選挙で11年ぶりに政権交代が実現した。
祖父、父とも首相だったパパンドレウ氏率いる全ギリシャ社会主義運動党を破った
新民主主義党。党首のカラマンリス氏(新首相)は若干47歳。物価高や失業に苦しんだ
とは言え、8月にアテネオリンピックを控えつつ、それでも政権交代を選択したギリシャ国民の勇気を
たたえたい。
■ 悲劇、そして劇的・・・スペインの政権交代
3月14日、スペインで8年ぶりに政権が交代した。経済運営に絶対の自信を見せていた
民衆党政権。国民の9割が反対する中でイラク戦争支持とイラクへの軍隊の派遣。強行だ
った。そして投票の3日前、悲劇は起きる。爆弾テロ事件で200名のスペイン市民の命が
奪われた。選挙の結果は野党第一等の社会労働者党164議席、与党民衆党148議席。投票率
77%。サパテロ次期首相は6月末までにイラクからスペイン軍を撤退させる。
■ 磐石! ロシア大統領選
3月14日、ロシア大統領選挙でプーチン大統領が再選された。得票率71%の圧倒的な
強さである。しかし、同時に行われた下院選挙とあわせて「どの候補者にも反対」票がそれぞれ
4%程度。面白い選挙方法だ。日本でも当選させたくない候補者へのマイナス投票はよく
ちまたで議論される・・・。
■ 衝撃・・・台湾総統選
3月20日、台湾で総統選挙が行われた。衝撃だ。前日に民進党の現総統、陳氏が銃撃された。
野党有利とも言われていた選挙結果は、実に647万vs644万のわずか3万票差で、陳氏が
再選された。同情票が流れたことは想像に難くなく、また自作自演との疑いまで。
無効票が30万票を超えていることも選挙をめぐる対立を深刻にしている。
台湾自立路線をとる陳氏、真の手腕が問われる。そして注目したい、うらやましい、
投票率80%・・・。 ▲このページのTOPへ
3月6日から7日にかけて、民主党の菅代表が香川を訪れました。民主党の農林漁業対策 強化を示す一貫でもあります。同行されたのは自らも酪農を営んだ異色の弁護士 山田衆議員議員と若い女性議員小宮山氏。県内各所で農・漁業関係者との懇談を重ねました。
民主党はこれまで東京や名古屋、そして前回の衆院選では近畿圏や福岡といった都市部で大きな支持をいただいて来ました。しかし、もちろん日本を支えている農村・漁村・山村 に暮らし、日々日本の食料を生産し、自然環境や国土の景観と向き合い、そして子どもたちの情操教育の現場を育んで おられる皆様に、真の国民政党として身近に感じていただき、悩みを共有し、信頼を獲得 していくことが、これからの日本の政治文化をさらに高めていく上で、必須の課題です。
そこで民主党は3月、「農林漁業の再生を考える運動本部」を設置し、菅直人代表自らがその 本部長として、農林漁業対策を進めて行く決意を党内外に示しました。そして今回の来県は、運動 本部設置後初めての現場視察となりました。ご協力いただいた皆様本当にありがとうございま した。
食料自給率40%と先進国中最悪の貧農国日本。農業を営むこと自体の魅力をもっともっと高 めることが鍵になるのだと思います。私たちが軸に据えている考え方はひとつです。これまで3兆円 にも及んできた農林漁業関連予算。しかしその半分以上(1.6兆円)が農業土木として、農道整備や漁港整備など 公共土木工事に消えて来ました。
もちろん必要なハード整備は別として、こうした政治家や官僚の 既得権益となりがちな土木工事を厳選し、欧州やアメリカと同じく、農家への直接支払(所得保障や価格 支持)へ転換して行きたいと思っています。 これも土建国家日本から豊かな農と自然国家日本への大きな方向 転換を意味しています。しがらみのない私たちだからこそ明確に指向できる将来の姿です。
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いちごハウスへ |
農家のみなさまと |
漁師のみなさまと |
三越前で街頭演説 |
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「みんな選挙に当選するとかしないとか、そんなちっぽけなことじゃなくて、本当にこの国の将来のために、一緒に討ち死にする覚悟でやろう。」
民主党ネクスト外務大臣で、外交・安全保障に関する党内きっての論客、前原誠司さん。
話の内容もさることながら、額に汗しながら、真摯な眼差しで語りかけてくる前原さん。
「日本を良くしたい」、「こんな国をつくりたい」、強い思いを抱えた政治家・・・是非一緒に仕事をしたい・・・心からそう思わせていただける政治家。国会議員の集まる懇親会での挨拶がとても印象的だったことを記憶しています。
「民主党が政権をとっても、そこには厳しい現実が待っている。決して簡単な政権運営にはならない。しかし、それでもやらなければならない。みんな選挙に当選するとかしないとか、そんなちっぽけなことじゃなくて、本当にこの国の将来のために、一緒に討ち死にする覚悟でやろう。」今どき、真顔で、こんなことばを吐く政治家が、この国にはいる。
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「馬一頭建てでひっぱってきた日本。これからは二頭建てで。」
植松恵美子さんのお父さんのことば。これまで馬一頭建て(自民党一党支配) で引っ張ってきた日本。
一頭の馬は暴走もするし、サボりもできる。 これを二頭建て(二大政党制)にすることで、お互いに 切磋琢磨し、牽制し、健全に競い合う。
あれこれ難しく言うより、よっぽど上手い例えだなぁ。感心しました。
どれだけ多くの方にこのことを感じとっていただけるか。私たち自身の努力が求められる部分も もちろん大きい・・・。
- 「とおるも地獄。落ちるも地獄・・・」(ある候補予定者)
ある候補者予定者とその父親との会話。「とおるも地獄。落ちるも地獄やなぁ(候補予定者)」
(選挙に)落ちるを地獄と言うは分かる気がする (もちろん地獄だけではないんだが・・・)。
が、通るを地獄という、その心理状態にある人を 私は愛しく思い、感動する。推そう、推さなければという衝動にかられる。 そこには自己実現と自己犠牲が見事に調和した、 乱世特有の”志”がかぎとれる。この志が世の中を浄化し、建て直していくに違いない。 この会話。候補予定者の父親の 「それでも、とおる地獄の方がええ」 でしめくくられる・・・。
- 「私だって働いて税金を納めたい。障害を”個性”で片付けないで欲しい・・・」
福祉関係者の会合で、ある障害者の方の悲痛な声。「いろいろな給付を受けているが、私だって、できることなら 働いてむしろ税金を納めたい。障害は個性という整理もあるが、単に障害を 個性で片付けないで欲しい」
私は、はっとした。苦渋の内に申し上げた。「消費税は納めておられる!」「社会の障壁が 高いほど、個性としては片付けられない障害が増え、低いほど障害を個性と見られる余地が増える」。
障害だけではない。 少子高齢化の時代、いつまで現役世代の直接的な負担(所得税や法人税など)で社会のコストを賄うのか。やはり全世代で薄く 広く(消費税などで)社会のコストを賄っていかなければならないのではないか。大きな大きな分れ道である。
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「民主党の透明でクリーンなイメージに合わない・・・」
東京で出会ったある新聞記者の方の小沢新代表に対する憤りのコメントでした。 私は申し上げました。誤解を恐れず極論しました。「今の民主党に求められるのは”透明 ”であることでも”クリーン”であることでもない。今、求められるのは”本気で 自民党にとって代わり得る存在感”になること、あるいはそこへの道筋を国民に見ていただくこと。」 ヘルシーなサラダを目の前に置いて、食べもしないのに安心する見せ掛けの健康志向では何も変わりません。 それを一度食べてみようと思う皿にしなければなりません。 それほど今食しているお皿は腐っており、皿自体を取り替える気に、 国民がならなければなりません。”お皿の定期的な交換”、これ自体に大きな意味と価値があるのです。
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