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〜会議録(6月6日議院運営委員会)〜
○笹川委員長 この際、発言を求められておりますので、順次これを許します。小川淳也君。
○小川(淳)委員 ただいま議題となりました国家公務員等任命につき同意を求めるの件について、意見を申し述べます。
民主党は、一貫して官僚の天下り根絶を訴えてまいりました。昨年成立をいたしました官民人材交流センター、私ども天下りバンクと呼んでおりますが、この設置自体が天下りを温存するものとして反対をしてまいりました。今回の再就職等監視委員会でございますが、これが発足しなければ、直ちに各省庁のあっせんによる再就職はできなくなるものと理解をしております。
したがいまして、我が党としては、対象となる人物がいかなる人物であれ、これに同意をすることはできませんことを申し上げたいと思います。
その他の案件について、二点指摘をさせていただきます。
まず、日本銀行副総裁候補が今回提示されなかった点について、内閣の責任を問いたいと思います。そもそも、三月の際、任期切れ直前に総裁、副総裁両候補をお示しになられました。これが空席となれば大変重大な事態だという大きな宣伝がその際ございました。しかし、現実に空席となって数カ月。この間、この問題を放置しておられるこの姿勢に対して反省を促したいと思います。
最後に、中央更生保護審査会について、恩赦制度は司法の延長線上にあるものではなく、確定した刑罰を行政判断によって消滅させる制度でございます。したがって、この審査会に裁判所や法務省、司法関係の出身者が委員の大半を占めているという現在の構成には問題があるのではないかと考えます。今後は、かつてのように、国民各界から広く人材を登用すべきことを申し上げ、意見表明とさせていただきます。
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